宗教ではない仏教 ビジネス縁起観 浪 宏友事務所

 


 


 


 


 


 


 

 

市民サークル 夕焼けクラブ

 

FIDR/公益財団法人国際開発救援財団

自分が変われば相手が変わる

  

 「自分が変われば相手も変わる」などと言います。

 「変わる」とは、何が変わるのでしょうか。

 自分が変われば、本当に相手も変わるのでしょうか。

 「宗教ではない仏教」の立場から、考えてみました。

  

  

「自分と相手の関係」の理論

 「自分と相手の関係」を、原因・条件・結果・影響の原理で見れば、次のようになります。

 自分の言動を「原因」とします。その背後には、自分の心があります。

 相手の言動を「条件」とします。その背後には、相手の心があります。

 お互いの言動が触れ合って「自分と相手の関係」が生じます。これが「結果」です。

 「自分と相手の関係」によって、自分と相手の間になんらかのやりとりが生じます。これが「影響」です。

  

自分と相手の関係の原理図

  

 「言」とは、言葉遣い、言葉の表情などです。

 「動」とは、身体的な姿、表情、行動などです。

 「心」とは、「相手の言動をこう受け取った、こう考えた、こう判断した、こう意思決定した、自分はこういう人間であり、相手はこういう人間であると思った」というような心の動きです。

  


  

自分が変われば相手も変わる

◇険悪な関係

 自分の言動(原因)と、相手の言動(条件)がぶつかり合って、自分と相手の間が、険悪な関係(結果)になったとします。

 自分と相手のやりとり(影響)は、ぎすぎすしたものになりそうです。

  

◇自分が変われば相手も変わる

 このとき、自分が言動を切り替えて、相手と接し直します。これが、「自分が変わる」ということです。

 切り替えた言動で接したところ、相手の言動も変わったとします。これが、「相手も変わる」です。

 こうして「変わった自分」と「変わった相手」の関係になります。結果が変わったのです。

 これが、「自分が変われば相手も変わる」ということです。

  

◇自分が変わっても相手が変わらない場合

 自分が言動を切り替えて、相手と接し直したけれど、相手の言動はそれほど変わらないこともあります。

 これによって、「変わった自分」と、「さして変わらない相手」という関係が生じます。結果は変わるのです。

 結果が変われば、自分と相手のやりとりも変わります。

 これもまた、「自分が変われば相手も変わる」の、ひとつの形です。

  

相手が変わろうと変わるまいと

 「自分が変われば相手が変わる」とは、本当は、「自分が変われば、自分と相手の関係が変わる」ということなのです。

 自分と相手の関係によって生じていた苦悩が、自分と相手の関係が変わったことで消滅します。少なくとも軽減します。滞っていたものごとも動き出します。

 相手が変わろうと変わるまいと、自分が変わることで、関係を変えることができるのです。

  

  


  

自分の本質が変わる

◇「自分が変わる」について

 「自分が変わる」ということは、「自分が変わろう」という意思を持ち、努力して心を変え、さらに努力して言動を変えるということです。

 こうして、自分を根本から変えることができれば、人間的に成長することができます。つまり、自分の本質が変わるのです。

  

◇「相手も変わる」について

 自分の言動が変わったことによって、相手の言動も変わることがあります。これは、こちらの言動が変わったことによって、相手の心に変化が生じ、そこから言動も変わったということです。

 これは、受動的な変化であり、本人が変わろうという意思を起こし、変わるための努力をして変わったわけではありません。人間的に成長したわけではないのです。従って、相手の本質は変わっていないと見たほうがよいと思います。

  

◇形だけ変える

 「自分が変われば相手も変わる」という話を聞き、相手を変えることを目的として、一時的に形だけ変える人がいます。言動だけ変えるのです。

 このやり方は、一時的に効果を現すことがありますが、持続しません。自分の言動がもとに戻ってしまうからです。

  

  

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