宗教ではない仏教 ビジネス縁起観 浪 宏友事務所

 


 


 


 


 


 


 

 

市民サークル 夕焼けクラブ

 

FIDR/公益財団法人国際開発救援財団

会社の体質

  

会社の体質

  

 「会社の体質」とは、会社の日常的な行動パターンの傾向を指していると思います。

 顧客に対して、どういう応対をしているかは、体質の中でも重要な要素だと思います。例えば、顧客のニーズ中心の応対か、会社の利益中心の応対かというようなことです。

 社員同士の間が和やかか、ぎすぎすしているか。仕事に対する社員の姿勢が、積極的か、消極的か。こうしたことも、会社の体質として重要な要素でありましょう。

 こうした「会社の体質」は、経営者・管理職・一般社員に加えて、パート・アルバイトの方々まで、会社の業務に携わる人々の言葉遣いや行為の総体として、育まれるのだと思います。

  

会社の体質・体質改善

  

 「会社の体質」が、経営・業務にプラスになっていればいいのですが、マイナスになっていたら問題です。そのようなときには、「体質改善」を図らなければなりません。

 しかし、「会社の体質」は根が深いだけに、一朝一夕に変わるものではありません。

 「会社の体質」は、会社の人びとの言葉や行為によって作られているのであり、そうした言葉や行為は、心のはたらきによって生まれているのだとすれば、会社の人びとの心にまで立ち返って対策を立てなければならないからです。

  

 「会社の体質」に問題があると分かったら、考えなくてはなりません。

 このまま、マイナスの体質で、先行き不安な経営を続けていくのでしょうか。

 ちょっと大変ではありますが、プラスの体質に変える努力をするのでしょうか。

 ここは、経営者の決断のしどころだと思います。

  

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会社の体質と社員の行動

  

 社員の姿勢や行動は、それぞれ個別的なものではありますが、そこに会社の体質が影を落とすことも否定できません。社員の行動を指さして、「〇〇会社の社員らしことをやっている」などと、外部の人から評されることもあります。

 そうした意味からも、自分の会社の社員たちの姿勢や行動の傾向を、具体的に把握するのも重要なことだと思います。

 ある一定の姿勢や行動が、全体的にみられるとか、常態化しているというようなことがあれば、それは、会社の体質から生じたものと考えていいと思います。

 会社の体質を見る上で、手がかりとなりそうな姿勢や行動の類型を、次の表にまとめてみました。

  

会社の体質を示す社員の行動
項目 良い行動⇔良い体質 悪い行動⇔悪い体質
社内の雰囲気 和やかである ぎすぎすしている
社内のコミュニケーション 円滑である 滞りがちである
仕事における人間関係 お互いに協力する意識がある 各人が孤立している
仕事の姿勢 主体的・能動的 他律的・受動的
新しい仕事への姿勢 積極的 消極的
上司による部下の扱い 人格を尊重している 道具のように扱っている
ハラスメント 生じていない 生じている
社員の姿勢 イノベーション志向 現状維持志向
顧客に対する対応 顧客のニーズ中心 会社の都合や利益中心
協力会社に対する姿勢 敬意をもって接している 見下した態度で接している
問題が生じた時の取り組み 抜本的解決を目指す
⇒問題が再発しない
表面的解決で済ます
⇒問題がしばしば再発する

  

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会社の体質の形成

  

 会社の体質は、年月が経てば、形成されます。会社の人びとの考え方、判断の仕方、行動の仕方などが、いつしか会社の体質を形成するからです。

 何も考えなくても、会社の体質は形成されて、しかも、一度形成された体質は変わりにくいものとなります。

 そのようにして形成された体質が、望ましくないものだったらどうでしょうか。望ましくない会社の体質が、会社の発展にブレーキを掛けることになったらどうでしょうか。

 会社の体質なんか、どっちでもいいというのであれば、特に言うことはありません。

 しかし、会社の体質を良くしたいというのであれば、何かしなければならないでしょう。

 会社の体質を良くしたいのなら、会社の人びとが、みんなで良い考えを持ち、良い判断をし、良い行動をすればいいのです。しかし、こんな言い方をされても、現実にはどうすればいいのか分かりません。

  

  

 私がお勧めするのは、会社のみんなが、経営理念の共通理解をして、経営理念に沿った考えを持ち、判断をし、行動することです。こうすれば、経営理念が、会社の体質になります。

 ある職場で、どうもみんながバラバラになっているということで、どうしたらいいかと相談が持ち上がりました。そして、仕事の前に、経営理念を唱和することにしました。やってみると、引き締まったような感じがしました。

 経営理念を唱和するということは、そのあと、経営理念を実行することが予定されていると思います。もともと、経営理念は、仕事の中で実行するためにあるのです。

 経営理念通りの会社の体質を育てよう。そう言って、努力する会社が、やはり、成長する会社であろうと、私は考えています。

  

  

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