宗教ではない仏教 ビジネス縁起観 浪 宏友事務所

 


 


 


 


 


 


 

 

市民サークル 夕焼けクラブ

 

FIDR/公益財団法人国際開発救援財団

多様性・共通性

千差万別

 

 十如是の説明の中に「現象のうえでは千差万別に見える」とある。具体的な「すがた形」「性質」「潜在能力」は、人それぞれであり千差万別なのである。そこから生み出される、身の振る舞い・言葉の振る舞い・心の振る舞いも千差万別である。これを、ビジネス縁起観では「多様性の原理」と言っている。

 ものごとも人も千差万別であり、多様であるのが当たり前のありかたである。

 なぜ、多様なのか。それは、動的な調和を生み出すためであり、調和しながら発展するためであると私は考えている。一様なものごと一様な人々から生み出される調和は静的であり、発展性も期待できない。

ただひとつの真理

 

 現象は千差万別であり、多様である。それらの現象は「ただひとつの真理」すなわち「縁起」によって生じたものである。「原因・条件・結果・影響の原理」によって、人々の千差万別の振る舞いが生じるのである。すなわち、あらゆる現象が、ただひとつの真理によって生じるという共通性を持っていることがわかる。具体的な意味でも、ものごとはさまざまな意味で共通性を具えている。これを、ビジネス縁起観では「共通性の原理」と呼んでいる。

 ものごとは、共通性を土台にして多様性を展開しているとき、調和と発展に向かうことができる。

人間関係

 

 自分と他の人々とは、深いところには共通性があり、もっとも深いところでは「縁起」によって生かされているという共通性を持っている。同時に、自分と他の人々とは、具体的なすがた形や性質、能力などには違いがある。共通性の上に展開する多様性である。

 しかし、いかに違いがあろうとも、共通性という基盤があるから、分かり合うこともできるし、協力しあうこともできる。コラボレーションということが言われるが、これも共通性と多様性があるからできることである。

 良好な人間関係は、共通性と多様性によって成り立つものであることを、理解しておくべきである。

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