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縁起の法

縁起

  

  増谷文雄博士は次のように言う。

  「『縁起』とは申すまでもなく、釈尊の正覚の内容をいう述語である」(増谷文雄著『阿含経典1』筑摩書房/p.82)

  ここで「正覚」とは文字通り正しい覚りである。宇宙の大真理を覚ることである。覚るとは、顕在意識から潜在意識まで、全身全霊で明らかに解ることと言ってよい。

 増谷文雄博士は、また、言う。

 「その正覚を源泉として、そこから、仏教と称せられるもののことごとくが流れ出てくるのである」(同/p.82)

 釈迦牟尼世尊が覚った「縁起」が、仏教の源泉なのである。仏教を学ぼうとするならば、その源泉である「縁起」を学ばなければならない。

 「縁起」とは「縁りて起こること」である。「縁りて」とは、あるものごとと他のものごとが関わり合うことである。「起こる」とは、ものごとが起こることである。

 ものごととものごとが関わり合うと、そこからものごとが起こる。起こったものごとは、また他のものごとと関わり合ってさらにものごとが起こる。

 こうして尽きることなくものごとが起き続ける。これが「縁起」である。

縁起の公式

  

 増谷文雄博士が、縁起の公式と呼ぶきまり文句がある。

  

「これあればこれあり、これ生ずればこれ生ず
 これなければこれなし、これ滅すればこれ滅す」(増谷文雄著『阿含経典1』筑摩書房/p.86)

  

 増谷文雄博士は、次のように述べている。

 「一切の存在をこの公式によって思考しうるものが、すなわち、よく縁起の法則を会得したものにほかならないのである」(同/p.86)

 注目したいのは、ここに時間性の縁起と同時性の縁起が述べられていることである。

時間性の縁起・同時性の縁起

  

同時性の縁起
縁起の公式のなかで「これあればこれあり」と「これなければこれなし」は、同時性の縁起を述べている。「地球があるから、われわれがある」「地球がなければ、われわれはない」というように、同時存在のなかで、切っても切れない関係性を語っている。
時間性の縁起
縁起の公式のなかで「これ生ずればこれ生ず」と「これ滅すればこれ滅す」は、時間性の縁起を述べている。「正しい努力をしたから成果が上がった」「怠けたので成果が上がらなかった」というように、時間的な原因・結果を語っている。
縁起の指向性
同時性の縁起は、調和を指向している。時間性の縁起は、向上・発展を指向している。

 同時性の縁起と時間性の縁起は深く関わり合っている。

 調和を基盤として向上・発展があり、向上・発展によってより次元の高い調和が生まれる。

 同時性の縁起と時間性の縁起は渾然となってはたらいている。