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原因・結果の原理
原因・結果の原理
「原因・条件・結果・影響の原理」の「原因・条件」を改めて「原因」とし、「結果・影響」を改めて「結果」としたものを「原因・結果の原理」と呼んでいる。
「原因・結果の原理」は次のように展開することができる。

- 原因があって、結果がある。
- 原因をつくれば、結果が出る。
- 結果があるからには、原因がある。
- 原因を変えれば、結果が変わる。
- 結果を変えたければ、原因を変えればよい。
ものごとに対処するとき、この考え方を柔軟に用いることができれば、自分の適切なありかたを考えることができる。
原因・結果の原理による、苦悩との取り組み
自分が困っている問題には、通常、いくつもの原因がある。
原因を無くすれば、問題は解決する。しかし、どの原因にも自分の手が届かないのであれば、自分からは手の施しようがない。
自分が苦悩している場合、いくつもある原因の少なくとも一つは自分中にあるものである。自分の中にある原因には手が届く。
自分の中にある原因を見出して、これを解決すれば、問題は解決する。
この場合の問題の解決には、大きく二つのパターンがある。
- 問題となっている事象が無くなる。
- 事象はそのままだが、自分は苦しまなくなる。
いずれにしても、自分の苦悩は無くなる。
自分の苦悩が無くなったら、次のようなことを考えたいものである。
- 再び同じ問題を起こさないためには、自分はどうしたらいいか。
- 再び同じ問題を起こさないためには、自分は、どういう自分になればいいか。
- 自分と同じように苦しんでいる人に、苦しみを無くする道を教えてあげるにはどうしたらいいか。
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