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ダンマパダより
ものごとは心にもとづき
1 | ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくりだされる。もしも汚れた心で話したり行なったりするならば、苦しみはその人につき従う。ーーー車を引く牛の足跡に車輪がついて行くように。 |
2 | ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくりだされる。もしも清らかな心で話したり行なったりするならば、福楽はその人につき従う。−−−影がそのからだから離れないように。 |
解説 『ダンマパダ』の第1句と第2句です。 汚れた心とは、貪欲・瞋恚・愚痴によって自分本位の幸せを求める心です。一時的には、自分の思うような幸せが得られたとしても、決して長続きするものではありまえん。やがて、苦しみの毎日を迎えることになります。 清らかな心とは、貪欲・瞋恚・愚痴がなく、自分・相手・世間のすべての幸せを願う心です。苦労は多いかもしれませんが、安らかな心で、みんなと共に生きる幸せな日々が訪れます。 幸せを求めるという意味では同じなのですが、一方は苦しみを招き、一方は福楽を呼び寄せるのです。 |
![]() イラスト:マルムギさん イラストACより |
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