宗教ではない仏教 ビジネス縁起観 浪 宏友事務所
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ダンマパダより

出典:中村 元訳『ブッダの真理のことば 感興のことば』岩波文庫

  

みずから悪をなすならば

  

165

 みずから悪をなすならば、みずから汚れ、みずから悪をなさないならば、みずから浄まる。浄いのも浄くないのも、各自のことがらである。人は他人を浄めることはできない。

解説

 『ダンマパダ』の第165句です。

 「悪」とは、真理から外れた行ないです。「汚れ」とは、貪欲・瞋恚・愚痴の心と行ないです。

 真理に合った行ないが「善」です。「浄い」とは、貪欲・瞋恚・愚痴の心と行ないを捨てて、八正道を実践していることです。

 悪を行なうと自分が汚れます。汚れていると悪を行ないやすくなります。この悪循環から逃れようと思ったら、決心して悪を行なわないことです。

 悪を行なわずに善を行なえば自分が浄まります。自分が浄まればますます善を行なえるようになります。この好循環を保つには、心して善を行なえば良いのです。

 自分で行なった善は自分を浄めます。他人を浄めることはできません。他人を浄めたかったら、その人に、悪をやめて善を行なうように勧めるほかありません。


イラスト:acworksさん
(イラストACより)

  


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