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仏典に学ぶ

  

原始仏典『大いなる死』に説かれる教え

増谷文雄編訳『阿含経典3』(ちくま学芸文庫)より

  

 仏教の開祖と言われる釈迦牟尼世尊の死とその前後の出来事を綴ったお経を、増谷文雄博士が「大いなる死」と題して翻訳なさいました。

 釈迦牟尼世尊は、ラージャガハ(王舎城)のギッジャクータ(霊鷲)の峰から、おそらく故郷のカピラヴァストゥを目指して旅立たれました。

 その途中、クシナーラーの郊外、サーラ樹の林で静かにご入滅なさいました。

 釈迦牟尼世尊は、この最後の旅の途上、多くの人々に教えを説きつづけていらっしゃいます。

 今回は、旅の途上のエピソードには触れないで、折に触れてお説きになった教えを学んでいきたいと思います。

  

 釈迦牟尼世尊が、大いなる死の直前に説かれたこれらの教えには、ひとつの特徴があると感じました。それは、教えの実践を強調なさっておられるということです。

 釈迦牟尼世尊の最後の旅は、弟子の出家者たちにも、在家の信者たちにも、教えを実践して幸せになってくださいと説き続ける旅であったと感じられます。

 

 私の力で、どこまで理解し、どこまで表現できるか分かりませんが、ともかく学び続けていきたいと思います。

浪 宏友

  

目 次
衰亡に到らないための七つの法 ギッジャクータの峰にて
人生指導者が必要な理由 ギッジャクータの峰にて
戒・定・慧・解脱 ギッジャクータの峰、パータリ村ほかにて
戒を守るー在家信者への教え パータリ村にて
四つの聖諦に通暁する コーティ村にて
法鏡 ナーディカ村にて
自帰依・法帰依 ヴェールヴァナ村にて
四念処 ヴェールヴァナ村にて
四つの大いなる指示 ボーガ城市のアーナンダ廟にて
結果の出る修行道 クシナーラーのサーラ樹の林にて

  

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